糸永有希アナウンサーが気になることを調査する「糸永調査隊」、今回は「熊本市立の中学校 共通の制服導入へ投票始まる」を調査しました。

熊本市立中学42校の全てで、来年の4月から共通となる“制服のデザイン”を決める投票が行われています。

記者「制服3候補が並ぶ会場です。パネルには小中学生など有権者に向けたアピールが書かれ多くの票獲得を狙います」

有権者は小学4年生から中学2年生の児童・生徒とその保護者など約6万5000人です。

3月21日までの投票期間に最も票を集めたデザインが当選し採用されます。

そもそも今回、共通の制服を導入する理由は。

熊本市教育委員会 教育政策課 中川浩二課長
「女子生徒の方々からもスラックスをはきたいという声もあがっていて、誰でも選べるような共通の標準服。性の多様性など」

キーワードは多様性。制服のあり方も時代とともに変わっていきます。

また、メリットもあります。

中川課長「転校した際に買い替える必要がなくなる。例えば、きょうだい間以外でも譲り渡しが可能になるのではないか」

3つのデザインの特徴は?

いずれのデザインもキュロットタイプのスカートが選択肢にあって、男女ともスラックスが選べることが共通しています。

それぞれの案で違う点を見ていくと…。

【A案】熊本城モチーフのボタン

【B案】エンブレムのカラーに熊本らしさが溢れていて、黄は「イチョウ」赤は「肥後ツバキ」青は「水の都」をイメージ

【C案】プリーツがないキュロットタイプもある

全部ブレザー?熊本市から学ランがなくなるの?

共通の制服が導入された後も、現在の各学校の制服は残るので、今の制服か共通の制服か選ぶことができます。

来年4月以降は、同じ学校内で学ラン・ブレザーが混在することになりそうです。