ピークを迎えているスギ花粉。
花粉の影響で起きる意外な悩みに、「歯痛」があるといいます。
なぜ花粉症で歯に痛みが出るのでしょうか?
花粉症で歯痛 仕組みと見分け方は?

花粉症により引き起こされる、副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症。
鼻とつながる副鼻腔が口の上にあり、その間には歯の神経が通っています。
フィックスデンタルクリニックの秋野徳雄院長によるとー
鼻の炎症「副鼻腔炎」になると、周辺の神経全体が過敏になる
⇒これを歯の痛みと認識してしまう
秋野院長は「2月ぐらいから、虫歯が原因ではないけれど歯が痛いというような方が増えている印象。花粉症を持っていることが問診でわかることが多い。」と話しています。
≪副鼻腔炎による歯の痛みの特徴≫
▼ジンジンするような痛み
▼どの歯が痛いかわかりにくい
▼副鼻腔炎に近い奥歯が痛みやすい
症状が悪化すると、階段の上り下りのときに痛んだり、お辞儀をしたときに痛くなったりします。
対処法としては、
◆鼻うがい
◆抗生物質の処方
などがあり、症状に応じて耳鼻科への受診を勧めています。
また、花粉症の薬として使用する「抗ヒスタミン薬」を服用すると口の中が乾きやすくなるので虫歯や歯周病のリスクは増します。
口の中の乾燥を防ぐため、水分をよく摂って、口呼吸ではなく鼻呼吸を意識。
加えて定期的な歯科検診もおすすめです。
恵俊彰:
想像もしませんでした。目が痒いとか耳が痒いとかそういうのはあるけど歯も。
言われてみれば神経が近いところにあるもんね。
寒さ+花粉症で“腰痛”にも注意

まだ寒い日もありますが、じつは寒さも「花粉症」と組み合わさると要注意。
足立慶友整形外科理事長の北城雅照医師によるとー
寒くて筋肉の柔軟性が下がる
⇒花粉症でくしゃみをすると急に腰の筋肉が伸び縮みする
⇒ぎっくり腰などの原因に
対策としては、
◆くしゃみをするときの動作をなるべく小さくする
◆腰を冷やさない
◆適度なストレッチ
などがあります。
恵俊彰:
ぎっくり腰って本当に靴下脱ぐときとか不意なときに来るんですよね。
(ひるおび 2024年3月15日放送より)