宮城県では23年ぶりの国宝指定です。国の重要文化財に指定されている石碑「多賀城碑」が多賀城創建1300年となる今年、国宝に指定されることになりました。

国宝に指定されるのは、国の特別史跡多賀城跡内にある国の重要文化財の石碑「多賀城碑」です。

奈良時代に建てられたとされていて、当時、陸奥国を治めていた「多賀城」の跡地で、江戸時代の初め頃に見つかったといわれています。高さ1メートル96センチ、幅1メートル3センチで都など各地からの距離や多賀城が724年に創建されたことなどが記されています。

和歌が詠まれた地名、歌枕として「壺碑」の名で知られています。

栃木の那須国造碑、群馬の多胡碑と並ぶ日本三古碑のひとつです。

県多賀城跡調査研究所 初鹿野博之副主任研究員:
「奈良時代に書かれた内容をそのまま現代に伝える資料として、多賀城および古代東北史を解明する上で、歴史的、学術的に非常に価値が高いということが評価された」

県多賀城跡調査研究所 初鹿野博之副主任研究員

15日開かれた文部科学省文化審議会で、国宝に指定するよう答申されました。県と多賀城市は多賀城創建1300年という節目の年での国宝指定を喜んでいます。

村井知事:
「東北の宝、日本の宝でありますので、この1300年を機に、国宝を機に、史跡をPRして観光などに繋げていきたい」

深谷晃祐多賀城市長:
「文化財にもいろんな関心のなかった方々にも、目を向けてもらえるきっかけにもなるでしょうし、ますます市民にとって愛されるものになればいい」

県内の国宝指定は、2001年の「慶長遣欧使節関係資料」以来、23年ぶり7件目です。多賀城碑は、現在、覆屋に納められていて国宝指定後も同じ場所に置かれるということです。