信州味噌を使ったラーメン店がこの春、フランスのパリに店を出すことになりました。
食の都パリで勝負するメニューとは…。


信州味噌をふんだんに使い、寒い冬でも熱々で食べられるようにと土鍋に入った、「味噌ラーメン」が自慢の小布施町にある人気ラーメン店「たけさん」。

この春、フランスのパリに、店をオープンすることが決まりました!

代表の竹田哲章(たけだてつあき)さんは「地元を誇れるラーメン」をと長野店を2008年に開業し、その10年後に2号店となる小布施店をオープンさせました。

海外で店を出したいというオーナーと知り合ったことをきっかけに2019年には、海外1号店としてモンゴルに進出。

店は連日、客であふれ、今ではモンゴルで2店舗を営業しています。

たけさん・竹田哲章社長:
「オリジナリティですね、土鍋を使う、信州味噌を使う、長野県産の食材をなるべく使う。長野で作った味噌のラーメンを受け入れてもらえる土壌が、むしろ海外だったんじゃないかなと思います」

ラーメンの肝となる味噌は、小布施店のすぐ隣にある創業240年の老舗、穀平(こくへい)味噌が醸造しています。

この日は、パリ進出に向け、社長が打ち合わせにやってきました。

穀平味噌醸造場・小山洋史社長:
「(パリへの出店については)びっくりしましたね。最初モンゴルも行くということで、現地の人に味噌というのはどんなものかということを知ってもらったり、味噌にこだわって(ラーメンを)作ってもらっているというのは、味噌を作っている方にもありがたいこと」