佐々木龍成さん
「(家での母親は)ずっと寝てますね、ずっと体調が悪くて。(当時)年長さんとかですけど、カレーを自分で作ってみたりとか。基本自分が作ってます、ひとりで。お母さんの分も」

 日中も寝ていることが多かったという母親。
 唯一の思い出は、趣味だったパチンコについていったことと言います。

佐々木龍成さん
「お母さんが結構お酒を飲む人だったので、行きつけのバーみたいなところがあった。そこにフラッと行っちゃうので、自分が寝てる間に」

 深夜、寝ている彼を置いて飲み屋へ行ってしまうことも。
 「お母さんに会いたい」その一心で、当時小学1年生の佐々木さんが、夜中、一人で遠くの繁華街を探し歩いたこともありました。
 体調の優れない母親に代わって、小さいころから包丁を握り、料理をしていました。

佐々木龍成さん
「満足に遊ばせてもらえなかったし、ご飯も全然食べられないし、(母親が)彼氏のことで上手くいかないと殴られるし。それを振り返った時に『本当にコイツ殺してやる』って思ったことが1回だけあって。『いなくなってくれ』と思った。(母親が)いなくなってくれれば自分の生活が変わるかもしれないって」

 彼が6歳の時でした。

佐々木龍成さん
「前日の夜に(母親の)友達とお母さんと自分の3人で焼き肉をしていて、次の日の朝になったらお母さんが倒れてて」