鳥取県では、能登半島地震以降、各市町村に耐震化に対する問い合わせが100件以上来ていて、関心が高まっているとのこと。

鳥取県 住宅政策課 小谷良和 課長補佐
「どういった補助内容があるとか、どういったことが対策としてできるのかといったような問い合わせが多いと聞いています」

鳥取県は、2000年5月31日以前に建築された1戸建て住宅を対象に、耐震化の補助制度を設けています。

耐震改修までの流れはこうです。
まずは耐震診断を行い、続いて改修設計、そして最後に耐震改修となります。
各段階それぞれ、多くの市町村で補助を受けることができます。

鳥取県は能登半島地震を受け、来年度予算案に改修設計と耐震改修の補助額の
拡大を盛り込みました。
また、家全体を改修しなくても済むように1部屋単位の耐震改修や、耐震ベッドの設置に対する補助制度を新設します。

鳥取県 住宅政策課 小谷良和 課長補佐
「なかなか予算的に難しいという方も、命を守る取り組みが進んでいくと思っている」

地震から自分の命を守る耐震化の重要性、香川教授は、同時に地域を守ることにも
つながると話します。

鳥取県防災顧問 鳥取大学工学部 香川敬生 教授
「古い家が倒壊したことによって道をふさぐ、あるいは新耐震の強固な家を倒れて押しつぶしてしまうことも起こっていますし、避難路をふさぐということもあるので」

いつなん時起こるか分からない地震への備え。
改めて考えてみてください。