東日本大震災により新潟県内では今も1800人余りが避難生活を送っています。三条市では避難者たちが地震発生時刻に合わせて黙祷を捧げました。
地震が発生した午後2時46分。三条市では市内に避難している人や市民らおよそ30人が黙とうを捧げました。

県内に避難している人は先月末時点で1828人。このうち三条市には54人が避難していて、大半は福島第一原発事故の影響で福島県 南相馬市から来た人です。

佐藤聖幸さんもその1人。
【佐藤聖幸さん】「この日が来るたびに当時のことを思い出して、亡くなった方がたくさんいるので、まずはそこに思いをはせて」

一緒に避難した祖父母と両親は南相馬市に帰りましたが、佐藤さんは三条市に残りました。その上で訴え続けていることがあります。

【佐藤聖幸さん】「一番やっぱり声を上げて言いたいのは同じことを繰り返さないでほしいということですね。家族がばらばらになってしまう、生活の基盤が大きく変わってしまうということが今回の件でよく分かったと思うので」
