長野県の夫婦を含む12人が、8日、「夫婦別姓の選択肢を認めない法制度は、個人の尊重などを求める憲法に違反する」として国に賠償などを求め、東京地裁と札幌地裁に提訴しました。

長野県在住の原告小池幸夫さん:
「不利益な立場に置かれている者、悲しい思いをしている者など弱者のことを慮って(おもんぱかって)審議を進めてください」

最高裁大法廷はこれまで2度、夫婦別姓を認めない民法の規定を「合憲」と判断していますが、夫婦同姓を法律で義務づけているのは世界では日本だけとされています。