教育現場で「ICT=情報通信技術」の活用が広がっています。沖縄市のある小学校では今年度、ICTを積極的に取り入れるモデル校に指定され、授業のかたちが変わってきたといいます。“教育DX”の今を取材しました。
DXで教育は変わる?最先端の学校現場は

キーボードを素早く叩く小さな手。パソコンを使いこなしているのは小学生です。
これは沖縄市の諸見小学校で行われている、いつもの授業。
女の子(3年生)
「社会で教科書で読み取ったものを出しています。自分たちでどんどん授業を進めていく」
いま、授業のかたちが変わり始めています。

国が進める「GIGAスクール構想」。全国の小中学生にデジタル端末を1人1台配り「情報通信技術=ICT」を活用して、子どもの主体的な学びを実現しようというものです。
去年、国は“教育DX”のモデル校として全国でおよそ200校を「リーディングDXスクール」に指定。県内では諸見小学校を含む6校が選ばれました。
具志堅愛理教諭(6年生担当)
「調べ学習の流れを自分で確認して進めていきます。一人でやってもあり、友達と相談しながらやってもあり、どんどん動いて参考にするのもありです。よろしいでしょうか。はい、それではどうぞ」
6年生の社会の授業。冒頭、先生が授業の流れを確認すると、子どもたちはそれぞれで調べ学習を始めました。
Qいま何やってる?
男の子(6年生)
「『よりよい社会』という小単元をまとめています。教科書から読み取ったり、インターネットから読み取ったり」

授業では、Googleのアプリなどを使って子どもたちが自ら学び進めます。
具志堅愛理教諭(6年生担当)
「それぞれの立てた課題、それを調べるにあたっての計画に沿って、子どもたちの一人一人のペースで調べ学習を進めているところです」