“黒いダイヤ” クロマグロが値下がり 

冷凍クロマグロの取引価格(月平均)は、2022年12月には1キロ4212円でしたが、2023年12月には1000円近く下がって3223円に。
今年に入ると更に値を下げ、3月5日の取引価格は2895円となっています。


スーパーの価格を見てみると、横浜市の「スーパーセルシオ和田町店」では、きのう(3月6日)時点で100gあたり1059円。
去年12月の価格は1383円だったので、マイナス324円とかなりお安くなっています。

スーパーセルシオ和田町店 深澤敏和氏
「今がやはりお買い得のお値段なのかなと考えております。」

安い理由は?

消費者としては嬉しい限りですが、いったいなぜ安いのでしょうか?

【理由1:海外産の在庫が豊富】
スーパーで売られているマグロに、「マルタ産」と書かれているのを見たことはありませんか?
実はここ数年、地中海でクロマグロが豊漁となっており、漁獲枠が拡大したことを受けて日本への輸入が増えています。
冷凍マグロを扱う「西松」代表取締役の相原宏介氏は、
「だいたい年末に売り切ってこれから新物を待つが、今年は新物を待たずして潤沢に品物が手に入る」状況だと話しています。

【理由2:中国・韓国の景気が悪化】
近年中国や韓国では日本食ブームで寿司が人気でしたが、国内の景気が悪化したことにより需要が減っているということです。

【理由3:国産も豊漁】
日本でも2023年秋頃からクロマグロが豊漁で、海外産のものと合わせると、さらに在庫が増える傾向にあります。

安さはいつまで続く?

「西松」代表取締役の相原宏介氏は、
「需要と供給のバランスにもよるが、1年程度は今くらいの価格で推移するのでは」と話しています。

コメンテーター 中川翔子:
マグロ大好きなんです。世の中の物価高で本当に泣いていたので、こんなに美味しいものが安く買えるなんて。サクで1000円って安すぎますね。

コメンテーター 小林よしひさ:
クロマグロ大好きです。よく回転寿司に行くんですが、ちょっと手を出しづらいところがありますけど、これだけ安いともうバクバク行きたくなりますね。

(ひるおび 2024年3月7日放送より)