能登半島地震の被災地、石川県輪島市では、住民に長年親しまれている「水ようかん」づくりが再開し、地域の名物が戻ってきました。

杉平さんがつくる水ようかん

輪島市では古くから冬の間、こたつなどで暖をとりながら冷たい「水ようかん」を食べる風習があり、本来なら正月にも家族団らんの場に上るはずでした。

市内で和菓子店を営む杉平淳一さんは、77歳という高齢に加え、地震で作業場が被害を受けたため、当初は店をたたむことを思い悩んだといいます。

一時は廃業も検討した杉平さん

杉平さん
「大きい機械がずれて、辺りにぶつかって、ボイラーも全部動いて、これどうなるんかな、私はもう菓子屋やめないかんかなと思いましたね」

それでも名物を待ち望む声を励みに、水道が復旧した今月2日から水ようかんづくりを再開、住民たちが馴染みの味を買い求めに訪れています。

さっそく訪れる買い物客

買い物客
「きょう(店に)入って直接しゃべってうれしかった。誰にあげても喜ばない人はいない」

杉平さん
「私もこんなに元気になりました。皆さんも元気になって下さいという気持ちです」

輪島市中心部の「お菓子司 杉平」

地元に愛され続ける水ようかんを通して輪島に元の姿を取り戻したい。杉原さんの願いです。