好きなチェーン店 全国で唯一「山田うどん」が1位に

南波キャスター:
埼玉の皆さんの「うどん愛」を紹介します。

かつては自宅にうどん小屋が一家に1台、うどんを打つ場所があったそうです。今でも北部の昔からあるご自宅には、うどん小屋がある家もあるそうですよ。

埼玉県の武蔵野台地は水はけが良いので、稲作に不向きで麦作が非常に盛んでした。農家の方を中心に毎日食べたり、冠婚葬祭でもうどんを食べるという文化もあったということです。当時は「うどんが打てないと嫁に行けない」ということも言われていたそうです。

そして「どこのうどんチェーンが一番好きか?」という調査では、他の都道府県では「丸亀製麺」や「はなまるうどん」と答える所が多い中で、埼玉だけは「山田うどん」が一番になりました。

埼玉県民のソウルフード「山田うどん」は、1965年に所沢市に第1号店ができ、関東に約150店舗あります。

SNSでは「定期的に食べなければ気が済まない。県民にとってのおふくろの味」「とにかく『普通が安心』」という声が聞かれました。

というのも、2003年までかなり長い間、埼玉の給食ではソフト麺に山田うどんの麺が出されていたので、皆さんの体にというか胃袋に染みついている。

埼玉を日本一の「うどん県」にする会会長の永谷さんは「香川の背中が見えてきた。県民が本気になれば抜ける」としています。

香川県(約100万人)と埼玉県(約700万人)の人口を比べたときに、埼玉県民が1人あたり月に2杯多く食べれば日本一になれるんだと。永谷さんは日本一を本気で目指しています。