スマホやイヤホン使用・傘差し運転なども対象に

主なものでは、信号無視、一時停止違反、通行区分違反(例えば自転車は左側通行しなければいけないところを右側通行してしまうなど)、歩行者の通行を妨げるような走行、スマホ使用、イヤホン使用、傘差し運転などが考えられるということなんです。

反則金は16歳以上が対象で、5000円から1万2000円程度となる見通しです。

今回の法改正には、どんな狙いがあるのか。交通事故件数は、ここ数年でずっと減ってる一方で、自転車事故は横ばいで減っていないんです。この自転車事故の半数は、歩行者優先のいわゆる歩道などで起きています。この事故を調べてみると、自転車のルール違反が非常に多いんです。

あまりにも多いため、やはりルールの徹底が必要だという話になり、そのためには「ルールを厳しくして切符を切る」ということが抑止力になるんではないかと考えたわけです。

自転車は小さいお子さんから高齢者の方も乗る、身近な乗り物ですが「自転車」は「車両」です。自転車が人をひいて死亡事故を起こした事例は、これまでいくつもあります。自転車は危険な運転をすれば“走る凶器”にもなるという認識・意識をしっかり持ちましょう。