止まらない鼻水にくしゃみ、そして目のかゆみ…。
スギ花粉症の人には、今年も辛い季節が到来します。
今、国は30年後に花粉を半減する目標を掲げています。
鍵を握るのは「エリートツリー」と「無花粉スギ」。
その課題と現状を取材しました。

長岡市にある幸町耳鼻咽喉科にも、今月始めから花粉症に悩む人たちが訪れていました。花粉症の患者を診察しているのは佐藤浩史院長は、今年の花粉症にはある特徴があると言います。
【幸町耳鼻咽喉科 佐藤浩史院長】
「飛散が早いなという印象がありまして、今年は2月の頭や1月の終わりぐらいから、ポツポツと患者が来ていた印象があります」
日本気象協会によりますと、新潟県内では2月中旬から花粉が飛び始めていて、例年に比べて「やや多い」ということです。

佐藤浩史院長は“有効な花粉症対策”として…
○ マスクや専用のメガネで体に花粉が着くことを防ぐこと。 そして、
○ 家に入る前に、花粉が付いた上着を脱いでクリーナーなどで取り除くこと
などが重要だとしています。

さらに、街ではこんな声も…
「花粉の出ない木を開発してもらいたいですね。林業の方には迷惑かかるかもしれないけど、どんどん入れ替えていってほしいですね」