不審な電話は1月だけで去年1月の5倍となるおよそ100件が確認されました。

生活安全企画課 内藤伸治さん:
「犯人からの電話というと直接犯人と話すというイメージが多いと思うが、最近は音声ガイダンスを使ってボタンを押させて、その後にオペレーターとして犯人が話をする」
この現状に県警は警鐘を鳴らします。
生活安全企画課 内藤伸治さん:
「手口は従来のオレオレ詐欺や架空料金詐欺、還付金詐欺など従来のものが残っている形だが、相手をだます手段が巧妙になっている」

県内の被害の内訳です。息子や孫などになりすまし金銭を要求するオレオレ詐欺と「未納料金がある」などと偽る架空請求詐欺が全体の6割を締め、被害者の78.5%が65歳以上でした。
そこで有効な対策は?
生活安全企画課 内藤伸治さん:
「自宅の固定電話の防御力を高めることが有効な対策。山梨県警では電話詐欺抑止装置の普及・促進を強力に図っている」

山梨県警は65歳以上が住む世帯に電話詐欺抑止装置を無償で貸し出しています。
実際に設置した甲府市の70代の女性は、高い効果を実感していると話します。