春、出会いの季節。出会いと言えば、お供になるのが・・・そう「手土産」です。山口県内にもいろいろありますが、今回注目したのは「外郎(ういろう)」

外郎ってどんなお菓子か、街の人に聞くと・・・
「外郎って山口の銘菓ですよね」「あの山口市のね、有名な」「モチモチなお菓子」「細いやつよね」「何回も食べたことある、もちろん」
山口県民なら誰もが知る銘菓ですが、外郎の産地は山口県だけではありません。

愛知県名古屋市、神奈川県小田原市、徳島県阿波市など、日本各地に存在します。ではなぜ、外郎は山口銘菓になったのでしょうか?

向かったのは、御堀堂本店。創業は1927年、外郎の老舗です。
四代目堂主の田中真樹社長に、外郎の歴史について聞きました。
御堀堂 4代目堂主・田中真樹社長
「一般的に、中国から渡ってきたお菓子だろうと言われていますよね。大内時代に、大内氏が朝鮮との貿易とか中国との貿易とか都とのいろんな流通であったりとか、いろんな文化が入り混じった中で山口の外郎が生まれたと思っています」