今年初めて高知に外国客船が寄港しました。高知県は、県内への観光客数が過去最多となった去年に続き、今年もクルーズ客船を通じたインバウンド誘致などで県観光を盛り上げたい考えです。

(リポート:坂根優菜)
「見えてきました!大きいですね。近くに行くとさらに圧倒的な存在感なのがわかります。まるで海に浮かぶホテルのようです」

アメリカの船会社が運航している「ノルウェージャン・ジュエル」。全長およそ290メートル、幅およそ30メートル、総トン数はおよそ9万3000トンを誇ります。外国客船の高知への寄港は、今年初めてです。

中国を出発し、台湾や日本を周遊するツアーに参加している外国人観光客らおよそ2400人を乗せ、6日朝、高知新港に寄港しました。

乗客は、ご当地キャラクターと触れあったり、高知のお酒や龍馬グッズなどを販売するスペースで土産を買い求めたりして、早速、高知を堪能していました。

(乗客)
「ニギリ(が好き)」
「写真で見る景色がとてもきれいだったのでそこを見に行きたい」
「これから高知城や海を見に行きます」

県によりますと高知新港へのクルーズ客船の寄港は今年度は過去最多の57隻が、来年度はすでに48隻が予定されています。

県は去年の県内への観光客数が472万人と過去最多を達成した勢いそのままに、引き続き、クルーズ客船を通じたインバウンド誘致などで県観光を盛り上げたい考えです。