津波でカメラ浸水 10年分の”財産”が…

珠洲市の自宅が津波に襲われ、カメラのハードディスクが海水に浸かったというカメラマンはー

自宅が被災したカメラマン:「完全に津波にのまれているのが2日の時点でわかっているから、もうだめなのかなって…」「10年近くの分はあるかもしれないですね、自分の人生をかけてやってきたものがすべてそこに入っている状況だから財産ですね」

ジタルデータソリューションの担当者:「今の時点だと筺体(きょうたい)がこんな感じで泥や塩ついているので、実際中の状態は解析してみないとわからないので、現段階ではわからないですね」

ハードディスクを乾燥室の中で分解し中を見てみるとー

デジタルデータソリューション担当者:「思った以上に大丈夫そう」

カメラマン:「水滴はあるけど泥がかぶっていないし、希望があるんじゃないかとおっしゃってたので、その希望にかけたいというか」

この会社では、これまで東日本大震災や熊本地震でもデータ復旧を行っていて、本来なら復旧作業やスタッフの宿泊費など200万円以上かかるところを被災者の助けになればと、無償で行ったということです。

富山銀行ソリューション営業部 中田勝久部長:「ようやくなんとかしてお家の中から取り出してきたデータですので、これまでのデータ元通りになってまたお仕事に役に立てればと思います」

きょう点検したパソコンなどのデータは、あすから2日間の作業で復旧できなかった場合、東京の本社で1か月間かけて復旧作業にあたるとしています。