三菱重工Westの最速152キロ右腕、西隼人投手(23)。関西学院大時代から注目されていた西投手は、今年ドラフト解禁年の入社2年目を迎える。兵庫県明石市の三菱重工Westグラウンドを訪ねて今年にかける思いを聞いた。(取材・文 MBSアナウンサー金山泉)

 1年目の昨季、西は開幕からもがいていた。「先発、中継ぎといろいろな場面で投げさせていただいたんですが、なかなか思うような結果が出ず、打たれる時期が続いていました」。

7月の都市対抗での登板機会は無く、自分の投球を模索する日々が続く中、8月に左腹斜筋を痛めてしまい、戦線離脱を余儀なくされる。しかしこのケガが、自分を見つめ直すきっかけになったという。