この春卒業を迎えた高校生に故郷で思い出を作ってもらおうと、着物をまとって天領おひなまつりを楽しむイベントが大分県日田市で始まりました。
このイベントは着物愛好家で作る「ひた琇未会」などが初めて開催しました。この春、日田市内の高校から羽ばたく生徒に、無料で着物を体験してもらう企画で、初回の5日は男子生徒3人が慣れない着物を戸惑いながらまとっていました。
普段着にあたる「町着姿」に身を包んだ生徒たちは、天領の歴史情緒が残る、豆田地区の街並みを散策。現在開催中の天領日田おひなまつりの会場の一つ、草野本家を訪れ、故郷の良さを実感している様子でした。
(今春卒業の高校生)「めちゃくちゃうれしいです」「すごく新鮮に(豆田町を)味わうことができました」「いつもと違って全然イケメンだなと思いました。いい思い出になりました」
卒業祝いに着物と着付けを体験できるこの企画は3月12日と19日にも行われる予定で、ひた琇未会は「友人同士で思い出を作ってほしい」と話しています。