別の自治体では「犬のおしっこ」が原因の被害発生

 実際に犬のおしっこが原因の被害も出ています。三重県鈴鹿市では2021年、歩行者用の信号機が倒壊。信号機の柱の耐用年数は50年とされていますが、半分にも満たない24年で倒れたというのです。

 (三重県警の担当者※当時)「犬のお散歩コースになっているというのもありますので、長年おしっこをかけられ続けた。そういった要因があることもわかりました」
12.jpg
 警察が調べたところ、倒れた信号機の地面からは同じ交差点にある別の信号機の40倍以上もの尿素を検出。「犬の尿で柱の腐食が進んだ可能性が高い」という調査結果をまとめました。また、埼玉県でも2017年、同じ原因で道路標識が突然倒れました。

 全国で起こる倒壊事故。未然に防ごうと北野商店街では地道な取り組みを行っています。
14.jpg
 (山田重一さん)「こちらは、柱に貼っているポスターです。これだけで100枚、まだこれでは足りないと思います」

 商店街の組合では、2021年から鉄柱に啓発ポスターを取り付けていますが、今年2月、新たに京都弁で訴えるポスターを設置するなど対策を強化しています。また、鉄柱のメンテナンスも行っていて、腐食が進んだところに塗料を塗ったり、倒壊を防ぐために補強の鉄板を取り付けたりするなど、歩行者の安全を維持しています。ただ、これらの費用を賄うのは全て店側。各店舗から集めた補修費で、決して負担は少なくないといいます。

 (北野商店街 桂浩一代表理事)「傷んできて補修するのが大変なんですよ。何年かに一回塗り直しますが、そうするとウン百万円、本数が多いから、かかってしまう。みなさんから預かっているお金で直している。そういうことがなければ、もっと他に有意義なことに使えることもある」