弘前市民の台所「虹のマート」が、優れた経営成績を上げている中小企業を対象にした表彰で最高賞を受賞し、5日櫻田宏市長に報告しました。

虹のマートは全国の小売店・商店街などの団体を対象にした表彰で最高位にあたる農林水産大臣賞を受賞し、5日は浜田大豊(はまだ・たいほう)専務たちが、櫻田市長に受賞を報告しました。最高賞の受賞は弘前市では初、県内で30年ぶりです。

虹のマート 浜田大豊専務
「本当に弘前市民の皆様のおかげで受賞できた賞であると思ってるので誇らしい気持ちでいっぱい」

今回の受賞は、1956年に開業して以来続く対面販売に加え、賃料などを軽減して若者の新規出店を図る「チャレンジ出店」などの取り組みが評価されました。

虹のマートの出店者は
「すごい賞だと思うのですばらしいと思います」

「1人1人のお客さんを大事にして売り上げも作っていきたい」

愛されてきた市場に新たな勲章が加わり、市民からも喜びの声が聞かれました。

市民は
「こういうところもないとだめ。普通のマーケットとまた違うから、がんばってほしい」

「小さいころからけっこう来ていたので、馴染みある感じ」

「長く続いてほしいので頑張ってほしい」

虹のマートでは今後、弘前駅から上土手町に通じる遊歩道の整備にも取り組み、市場を中心とした地域活性化にもつなげていきたいとしています。