■フリースタイルスキー モーグルW杯第14戦(8日、カザフスタン・アルマティ)
22年北京五輪銅メダルの堀島行真(26、トヨタ自動車)がW杯14戦で2位に入り、日本男子史上初となる種目別年間チャンピオンに輝いた。
現在、種目別モーグル年間ランキングで、530ポイントと1位に立っている堀島。2位のミカエル・キングズベリー(31、カナダ)は500ポイントと、わずか30ポイント差で迎えた今大会。決勝で堀島は2位になり80ポイントを獲得。一方のキングズベリーは1位で100ポイントとなったが、ポイント数でキングスベリーを上回り、堀島は種目別年間チャンピオンとなった。
堀島は決勝の1本目、高さのあるエアーから完璧なランディングを決めると、膝を使った柔らかなターンと、スピードに乗った滑りで、81.63の高得点をマークし1位に立つ。2位には80.49を記録したキングズベリーが入り、2人の一騎打ちは、2本目のスーパーファイナルへ。
2本目はキングズベリーが先に挑み、ほぼノーミスの滑りで84.89の高得点を記録。直後に滑った堀島も素晴らしいエアを見せ、ライバルに負けないターンを見せてフィニッシュし、83.48をマーク。
この結果、1位はキングズベリー、2位に堀島となったが、年間獲得ポイントで上回った堀島がW杯種目別年間チャンピオンに輝いた。
試合後の堀島のコメントは以下の通り。
「日本から応援ありがとうございました。W杯100戦目でやっと掴んだクリスタルグローブ(タイトル)はすごく重みがあります。3月8日は妻の誕生日で、『すでにいい日なんだ』とポジティブな気持ちで臨みましたが、すごくいい日になりました」
【W杯第14戦 結果】
1位 ミカエル・キングズベリー 84.89
2位 堀島行真 83.48
【種目別モーグル年間獲得ポイント】
1位 堀島行真 610
2位 ミカエル・キングズベリー 600














