2023年6月の大雨により、渡し船が大破してしまった愛知県豊橋市の「牛川(うしかわ)の渡し」が、3月3日に9か月ぶりに運航を再開しました。

竹竿で川底を押しながら人力で進む船。

全国でも珍しい、この「牛川の渡し」は、1932年から豊橋市営として運航されていて、豊川(とよがわ)の両岸を結ぶ貴重な交通手段です。

しかし、2023年6月の記録的な大雨の影響で、渡し船が濁流に流されてしまいました。

その後、船は愛知県田原市の三河湾で見つかりましたが損傷が激しく、再び使うことはできませんでした。

あれから約9か月…

3月3日の日曜日に「牛川の渡し」が戻ってきました。

費用は、国の補助を含めて約900万円。

豊橋市が以前と同じ11人乗りの船を新しく作りました。

(豊橋市 浅井由崇 市長)
「(牛川の渡しは)生活・観光の足としても使っていただいている。ようやく出航できるのを大変うれしく思っている」

(利用者)
「楽しかった」
「雨で船が消えたと聞いてショックだった」
「久しぶりに、また乗れて良かった」

(船頭 荒津圭伺さん)
「この時代になると渡し船自体が珍しい。豊橋の観光資源として自然と同じように魅力ある交通機関になってくれたら」

通勤通学のほか、散策の人たちにも愛されている牛川の渡し、午前8時から正午の間と午後1時から午後5時までの間、無料で運航されています。