韓国の裁判所は、北朝鮮と関連があるとみられるハッカー集団が内部ネットワークに侵入し、個人情報が流出した可能性が高いと発表しました。

韓国最高裁の所属機関「法院行政処」は5日までに、北朝鮮と関連があるとみられる組織が2021年1月より前に、裁判所の内部ネットワークに侵入し、データが外部に流出した可能性が高いと発表しました。

流出したデータははっきりと特定されていませんが、課税証明書など個人情報を含むものだった可能性が高いということです。

韓国の警察と情報機関は、北朝鮮当局の下部組織とされるハッカー集団「ラザルス」の犯行と結論付けています。

法院行政処は、個人情報の保護など必要な措置をとったと説明。「国民にご心配とご迷惑をかけたことをお詫びする」と謝罪しています。