「次期戦闘機」開発で日本側が“安請け合い”も?

藤森キャスター:
イギリスのシャップス国防相は2023年12月のイギリス議会にて「このプログラムを成功させるためには、少なからず(防衛装備移転)三原則の変更が必要だとはっきり申し上げた」と発言をしています。

星浩さん:
これが非常に怪しいのは、日本・イギリス・イタリアで一応条約作り、その際に日本側が“安請け合い”をしている可能性がある。「日本もいずれ輸出しますから」ということをイタリア・イギリスにほのめかしている可能性があるので、その辺はそれこそ国会で追及してもらいたいですし、どうやら既成事実だけが積み重なっていき、「日本も輸出ありき」ということでこの話を動かしてきた、という節があるので、ここはやはりきちんと立ち止まって議論すべきです。

そもそも日本国内でも、武器を売ってお金を儲けるのか、武器は売らないが世界から評価を得るのか。「どういう国の形を目指すのか」いろいろ議論があるはずなんです。

ですから自民党と公明党が密室で決めるような話ではないので、きちんと公開の場で日本の国の有り様を含めて議論してもらいたいと思いますね。

プチ鹿島さん:
この転換はとても大事なことですよね。時系列で言うと、2023年末に閣議決定して国会の議論ってそんなしてないですよね。少子化の話も裏金の話もそうですが、なぜちゃんと表で議論してくれないんだろう。

星浩さん:
まず条約だけ作って、どんどん既成事実を作って引っ込みがつきませんよ、という状況に今なりつつあるんですよね。

小川キャスター:
これが「いつの間にか決まっていましたよ」ということにはならないように見ていかなければなりません。