高知の“おまち”が大宴会場になる「土佐のおきゃく」が今年も幕を明けました。

感染対策の制限がない“おきゃく”で会場は賑わいました。

2日に開幕した「土佐のおきゃく」。

「おきゃく」は「宴会」という意味の土佐弁で、高知市では毎年この時期に、中心市街地の公園や商店街などを宴会場に見立て、大勢の人が酒を飲み交わします。

“宴会の神”=「べろべろの神様」もみんなが楽しく健康に酒が飲めるよう見守ります。

Q.みなさん どういう関係
「飲み友達です。『おきゃく』のために、埼玉から、(東京)浅草から、大阪から。この1年、待ってました!飲むぞ!“べろべろ”に!」

日が暮れると、まちはさらに熱気に包まれます。

今年は新型コロナの5類移行後初めての開催で、検温や消毒などは行われず、コロナ禍前の本来の“おきゃく”の姿が戻ってきています。

「土佐のおきゃく、最高!」

アーケードでは、“こたつ”で酒を楽しむ姿も。

(地元(高知市)の人)
「『みんなで楽しく飲める』のは、これからもずっと続いていってほしいし、高知独特のこういう飲み方は、ますます発展していってほしいと思います」

3日は土佐の伝統「皿鉢(さわち)料理」が商店街を彩りました。

「皿鉢」の継承と調理技術の向上を目的に1968年から行われていて、酒の席に花を添える豪華な料理は圧巻です!

(地元(高知市)の人)
「編んでるやつは、どういう思考回路でやったのか…すごいですね」

(兵庫から)
「豪華で、作品によって全然違うので、すごく華やかでいいなって思います」

春の“おまち”が賑わう「土佐のおきゃく」は、3月10日(日)まで、高知市の中心市街地で開かれます。