国会では、きょうから新年度予算案の審議の舞台が参議院に移りました。野党側は自民党の裏金事件をめぐり、安倍派幹部の証言に食い違いがあると追及しています。
参議院に舞台を移した与野党の論戦。トップバッターに立った立憲民主党の辻元参院議員は、こんな質問から入りました。
立憲民主党 辻元清美 代表代行
「4月に補欠選挙があります。負けたら、総裁選の再選が危うくなる。だから4月、一か八かの“裏金解散”。総理、ちょっと考えているんじゃないですか」
先週、異例の土曜日開催の本会議で、新年度予算案は衆議院を通過し、年度内成立が確実になりました。
辻元氏は、総理が成立を急いだ理由は解散したかったからではないか、と問いただしましたが…
岸田総理
「全く考えておりません」
自民党幹部
「さすがに解散はできないと思うけどね」
この週末に行われたJNNの世論調査。岸田内閣の支持率は、政権発足後、過去最低だった先月の調査からさらに下落し、22.9%となりました。
また、自民党の派閥の裏金事件を受けて、先週開催された衆議院・政治倫理審査会に出席した安倍派・二階派の5人について、「説明責任を果たしていない」と答えた人は86%にのぼっています。
政倫審では、安倍派がキックバックを復活させた経緯をめぐって、西村前経産大臣と塩谷元文科大臣の証言に食い違いが生じています。
立憲民主党 辻元清美 代表代行
「総理ね、火の玉になってやるんじゃないですか。そうであるならば、塩谷さんと西村さん呼んで、食い違ってるじゃないかと、どっちなんだと」
岸田総理
「実態について、どこまで把握することができるのか、それをしっかりと把握しなければならない」
立憲民主党 辻元清美 代表代行
「(総理が)官邸に呼んで聞けばいいだけの話じゃないですか、皆さん。やる気ないんですか」
岸田総理
「最終的には総裁である私が判断いたします」
こうした中、安倍派の事務総長を務め、真相解明のキーマンとも見られる下村元文科大臣が政治倫理審査会に出席する考えを党幹部に伝えたことがわかりました。
下村氏は、安倍元総理が2022年4月にキックバックの中止を決めたあとの経緯を知る幹部の一人で、今後の動向が注目されます。
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