夜の国会でひときわ目立った男

3月1日(金)夜の本会議場。時刻はすでに午後10時を回っていた。立憲民主党議員の財務大臣不信任案の弁明が延々と続く中、議場の内外を忙しく動き回る一人の男がいた。日本維新の会で国対委員長をつとめる遠藤敬衆議院議員だ。国会運営を滞りなく進めるため政党間の調整などを担う国対委員長だが、通常は本会議が開かれる前に交渉やお膳立てが完了していることが多い。

しかし、この日は違った。遠藤委員長が議席から何度も離れ院内にある立憲民主党の控室へと足を運ぶ。もちろん与党・国対のトップへも直談判。私は演壇の演説よりも議場内で自民・浜田国対委員長と話しこむ遠藤氏の姿に目を奪われた。この男の八面六臂の活躍で不可避と思われた徹夜国会が回避されたのだ。