■MLBキャンプ(日本時間2日、フロリダ州レイクランド)

デトロイト・タイ―ガスの前田健太(35)がフィリーズとのオープン戦に初登板し、先発として2回を投げ失点1(自責0)被安打2、奪三振2の内容で終えた。

前田は1回、空振り三振を2つ奪うなど、三者凡退で終わらせる上々の立ち上がりを見せる。しかし2回、先頭打者のガルシアに二塁打を打たれると、その後も死球を与え、無死一・二塁のピンチを招く。その後味方のエラーで2死一・三塁となり、8番ポドクールの内野安打の間に1点を失う。それでも後続を押さえ最少失点で切り抜け、マウンドを降りた。

試合後に前田は「新しいチームになって最初の登板だったので、また練習とは違う雰囲気でしたし、緊張感も練習よりはあったりもしたので、そういう意味では、試合の雰囲気を感じることができました」と初登板を振り返った。ドジャースからツインズ、そしてタイガースへとやってきた前田。「このチームで今シーズンを戦っていくので、そういう雰囲気が味わえたのは良かったかなと思います」と、新天地での戦いに意欲を燃やした。

今年でメジャー9年目を迎えるベテランは「試合に投げていけば、体もできてくるしスピードも戻ってくると思うので、ここで投げていくことによって、開幕に向けて勝手に状態は上がっていくと思います」と、自信を見せた。