今季からアルビレックス新潟レディースを率いている橋川和晃監督(52)。
J3のFC今治などで若手選手の育成などに携わってきた橋川監督は、女子チームを本格的に指揮するのは今回が初めて。女子の選手の特徴や、指導者として大きな影響を受けた岡田武史さん(元サッカー日本代表監督)の教えなどを聞きました。

「これは新しいな」“女子サッカーの指導”への挑戦

およそ30年、指導者としての道を歩んできた橋川監督。FC今治で地域と一体になった育成システム=今治モデルなどにも携わり、新たなチャレンジを模索し始めていた時、アルビレディースから監督就任のオファーが来たといいます。

「前田信弘GM(当時)から、話をいただいて、女子サッカーというのは自分の頭の中になかったので、『これは新しいな』っていうふうに感じました。

 そこで試合を何試合か見させてもらったんですが、(当時のアルビレディースは)ずっと勝利には繋がらなかったんですけれども、最後まで粘り強くチームとして戦いながら、最後の5月で勝っていったメンタリティ。サッカーを見たときに、すごくテクニックや判断のある選手たちが揃ってるので、いろんなものを試したいというか、『こういうサッカーをやったら面白いな』というのがすごくマッチする時があったので、監督を受けることにしました」

WEリーグが始まってからの2シーズン、アルビレディースは下位に低迷。それでも橋川監督は、チームとしての底力があると直感したのかもしれません。