卒業とともに島を離れるうるま市の津堅島の中学生が、思い出づくりに護岸アートを制作しました。
島に高校が無い津堅島では、中学を卒業すると、子どもたちは進学のため島を離れます。

そのため、卒業生に島での最後の思い出を残してもらおうと、津堅小中学校ではおよそ20年前から港の護岸に絵を描く取り組みを続けています。
ことしも卒業を間近に控えた中学3年生3人が、在校生らとともに2週間がかりで幅およそ10メートル、高さ2メートルの大きな壁画を制作し、28日最後のネーム入れをして完成させました。
宮城瑛兎さん
「自分が思っていたよりきれいに出来て良かった」
安里陽菜さん
「卒業したら津堅島から離れるけど、帰ってきた時にまた見て思い出せるかなと思って描いた」
榮門愛音さん
「3人共仲が良くてけんかもあったけど、毎日楽しく授業が送れて良かったです」

3人は壁画をバックに後輩や恩師たちと写真を撮るなどして、生まれ育った島での思い出を胸に刻んでいる様子でした。