日本での捕獲記録が極めて少ない「セダカタカサゴ」の世界初となる展示が、本部町の美ら海水族館で始まっています。

「セダカタカサゴ」は八重山諸島から南のインド・西部太平洋に生息していて、名前に「タカサゴ」とついていますがフエダイの仲間で、美ら海水族館によりますと世界の水族館でも飼育例のない「幻の魚」だということです。


今回は過去の捕獲記録をもとに八重山の漁業者の協力を得て、西表島周辺の海域で美ら海水族館の職員が先月、採集しました。

飼育員・馬場雄一郎さん
「生息域である八重山で魚を調べている人でも10年で一度しか見たことがない、飼育員も全く見たことがない幻の魚でした。珍しい熱帯魚、かなりきれいな見た目もしていますので水族に来て下さった皆さんにもご覧になっていただきたいと思います」


セダカタカサゴは成長すると50センチほどの大きさになり、尾びれの付け根に斑点があるのが特徴です。


現在は10匹が展示されていて、5月6日まで見ることができます。