2024年問題などが深刻な社会問題となる中、人手不足解消の一手として期待されているのが、障害のある人の労働力です。課題もあるなか、働く障害者と向き合う企業の姿、転換期を迎えている障害者雇用の今を取材しました。
「きょう楽しみ過ぎてアラームかけ忘れて6時半に起きた」
「はや!え、すご!」

松江市内のカフェ。友人とブランチを楽しんでいるのは、藤村光さん、22歳です。
光さんは、体幹や手足の筋力低下など体の自由が利かなくなる進行性の国指定難病「SMA=脊髄性筋萎縮症」という病気を抱えています。
食事やスマホ操作など手を使った簡単な運動はできますが、歩くことはできないため、車いすで生活。また、呼吸筋が弱く、生活のほとんどを人工呼吸器を付けて過ごしています。
そんな光さん、松江市の会社で正社員として働く社会人1年生です。














