星浩さん「岸田総理の言うことを聞かない自民党議員がいる」

藤森キャスター:
結局29日と3月1日で、政倫審に岸田総理と5人が出席することになりました。とにかく当初から何人出席するのか、公開するのか、非公開で行うのかでガタガタしました。

5人出席のはずが、本人たちが「嫌だ」と言い始めた。特に27日は、2人は「出ます」と言っておいて、2人は「やっぱり出ません」と1日で変わった。

28日には岸田総理が突如「私が出席します、公開でやります」と申し出て、これで当事者5人も「やっぱり出ます」と。

宮本晴代 記者:
モヤモヤしますよね。一体この5人、何を考えていたのか。

自民党幹部に聞いたところ、「出席する5人は、悪いことしたと思っていない。反省がないから、公開で出ようとしなかった」と呆れています。

藤森キャスター:
そもそもこの一連の動き、私たちの感覚だと、最初から岸田総理がリーダーシップで「出ろ」と指示をすれば出るものなんじゃないかと、思うんですけど…。

TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんに聞くと、“岸田総理の言うことを聞かない自民党議員がいる”のだといいます。

岸田総理の場合、本来ですと指示が通るはずなのですが、「次の選挙を岸田総理で戦うと思っていない議員も自民党内にいる」と。そうなりますと、「次の選挙で『公認しない』と脅しをかけても効果がない」ということですから、自民党内で岸田総理が軽く見られているところもあるんですね?

宮本晴代 記者:
そうですね。もしこれが非常に支持率の高い、強い総理だった場合は「こうしなさい」「公開の場に出なさい」と総理から指示したら、指示を聞いたという可能性は非常にあると思います。

今回岸田さんは、5人に指示をした形跡がないんです。いわば一か八かの勝負に出て、結果的にそれでこの5人がついてくるということに、やらざるを得なくなった。岸田さんがある種、勝負に勝ったというかたちですね。

小川キャスター:
岸田総理もリーダーシップを発揮できなかったその末に出た勝負だったというわけですね。ゴタゴタしたこの政倫審をめぐって、いかがですか?

トラウデン直美さん:
でもこれ、どうしても内向きに見えてしまって。この5人の方々が、国民に説明するという意図に対して「嫌だ」とか、ちょっとよくわかりません。「間違ってると思ってなかったんです」と思っているのだとしたら最初から、正面からそう言えばいいわけですよね。

小川キャスター:
堂々と、政倫審に出て言えばいいわけですよね。

トラウデン直美さん:
それを「嫌だ」というのもよくわからないですし、とにかく内部のほうしか見ていないなということを、改めて感じてしまいました。

小説家 真山仁さん:
どうせ最後は絶対引っ張り出されることがわかっているはずなんですよね。なのになぜ、こういうふうにごねるのか。

最初から「私が出ます」と言ったら、そこで少しだけでも株が上がるわけですよね。総理が勝負に出たと言っていますが、そもそも負けていますよね。

それで彼らは、国民に対して何も感じないのか。誰が選んだ政治家なのかと考えると、どんどん国民が「もう勝手にやってくれ」というふうになっていることを感じない鈍さ。こういうことをすると何が起きるか、子どもでもわかる想像力がない。

なぜ総理が「もう一刻も早く辞めてください」と言わないんだというのは、今回すごく思いました。