ひな祭りを前に高知県安芸市の園児たちが行ったパレード。新聞で作ったドレスを着て、街の人とふれあうイベントで、まちには笑顔と笑い声があふれていました。
安芸市で行われたのは、ひな祭りのイベントとして開かれた安芸おひさま保育所の年長の園児による新聞ドレスのパレードです。

地域との交流をはかり、自分たちのまちに興味を持ってもらおうと、安芸ひなの会の主催で行われ、2024年で4回目になりました。
まちを歩くと、地域の人たちがお菓子を手渡してくれます。園児たちは、「ありがとう」とうれしそうにお礼をしながら、受け取ったお菓子を次々と袋に入れていました。

「パンパンにためるのがよかった」
「おかしもらうのがたのしい」
「(Q.お菓子何個ぐらい食べれそう?)ん~…100個くらい!」
「(お菓子は)隣のひまりちゃんと一緒に食べたい」
安芸市によりますと、去年の出生数は59人でした。ここ数年だけでみても減少傾向にあり、人口減少と活性化が課題となっています。
主催者には、子どもたちの心に残るイベントを通して、自分たちのまちを好きになってもらいたいという思いがあります。
(安芸ひなの会 井上一仁さん)
「子どもたちが、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に歌を歌ったとか、町を歩いてお菓子をもらったという思い出がどこかで片隅に残ってもらってたらいいのかな。そしたら自分たちの田舎が好きになるのかなと思う」
ふだんは静かだというまち。ひな祭りを前に、明るい笑顔が広がっていました。














