「インターネットで企業研究完了」が引き起こす不幸とは
対面での就活の機会が減少したことにより、企業と学生との間に、ある課題が生まれてきているといいます。
(就活イベント主催者・木戸ほのかさん)
「インターネットなどの情報だけで『企業研究を完了した』と思って入社してしまうと、どうしてもミスマッチがおこってしまって、離職率の増加に繋がってしまう」

・インターネットの情報だけで十分に仕事内容が理解できていない
・人間関係が上手くいかない
といった問題を、入社後に抱える学生が増加しているといいます。
企業側も「学生とのコミュニケーションを求めている」
一方で、企業側もこのミスマッチを減らすため、「就活イベントが学生とのコミュニケーションの機会になれば」と考えています。
(参加企業)
「できるだけ多く接点を増やすことによって、人柄ややる気をお聞きしながら、いい方と巡り合えればいいなと思っております」

3月1日に迫る、就職活動解禁。行きたい企業の研究だけでなく、就活の方法も今一度考えてみることが必要なのかもしれません。

(取材した杉澤眞優キャスター)
実際に会場に行って取材をしたんですけれども、来ている学生に「就職する企業で一番大事にしたいことは何ですか?」と聞いたところ、やはり「会社の雰囲気」「人間関係が気になる」という声が多く聞かれました。

(コメンテーター 春川正明さん)
やはり「インターネットだけに限った就活・進路選択」というのは、自分のためにも将来のためにもちょっとリスクが大きいな、と感じました。
私も長年、就活生に対する面接官とか、あとは「テレビ局に行きたい」という学生の相談にも乗ってましたけど、いつもアドバイスしていたのは、「必ず行きたいと思う会社を訪問して」と。会社訪問をすると、例えばテレビ局でも3社も4社もあっても、雰囲気が全然違うんですね。
だから、できるなら、就活生の皆さんは自分の世代に近い若い社員の方たちに、「御社はどんな感じですか?」と話を聞くのはとっても参考になると思いますね。