吉村市長 観戦で「夢に向かって頑張れば叶うことを体感できる」

議員からの
「子ども達の家庭環境によって、参加できる人が限定されるのでは」
との質問に、吉村市長は
「保護者が同行しなくても良い中高生を主な対象にしている」
と述べました。

(吉村武司備前市長)
「現地で観戦することにより、その迫力に触れ、夢に向かって頑張れば夢は叶うことなどを体感していただき、今後の人生に役立つものとなればと」

(スタジオ 坂井亮太キャスター)
備前市が打ち出した山本投手の応援ツアー事業ですが、これは全国的にも珍しい政策ですよね。

(コメンテーター 春川正明さん)
そうですね、あまり公費を使ってのこういうツアーは聞いたことはないですね。

(坂井亮太キャスター)
今回のこの山本由伸投手の応援ツアーなどは、【画像①】のように、市の予算およそ6700万円。財源は、ふるさと納税の寄付金である「まち作り応援基金」を活用します。ツアーの想定対象は、備前市内の中学生・高校生を中心とした、2歳から18歳未満の備前市民で、年齢の範囲内であれば、既に働いている方も対象となります。

【画像①】

ただ、保護者が同行する場合、保護者の金額は補助しないということなんです。担当課によりますと、この応援ツアーですが、子供たちが夏休みの期間である7月、8月を想定しているということです。

ただ春川さん、まずこの「30万円の補助」で渡米できるものなんでしょうか?

(コメンテーター 春川正明さん)
民間の旅行会社のツアーが組んでるのも、大体30万円以上の感じなので、金額的にはそんなに高くも安くもないかなとは思います。中4日でローテーションで投げるので、「山本由伸投手の登板に当たるかどうか」というのはなかなか難しいかもしれません。

(坂井亮太キャスター)
そしてこの懸念の声にもありました「保護者の負担が少ないように中高生を主な対象としている」ということですが、実費での負担というのも出てくるんじゃないでしょうか?

(コメンテーター 春川正明さん)
そうですね。参加希望者が増えれば「自己負担」が出るかもしれませんね。

(坂井亮太キャスター)
今回吉村市長は、この応援ツアーを通じて子供たちの刺激になればとも話していました。この応援ツアーも含めた備前市の新年度当初予算案は、3月22日まで審議されます。