この春に幼稚園を卒園する子どもたちが、青森県五所川原市のホテルで食事を楽しみながらテーブルマナーを学びました。

ホテルで行われたのは、つがる市の育実幼稚園の昼食会です。卒園を控える年長組の子どもたち24人に提供されたのは、全9品のフルコースです。

ただ、楽しく食べるだけではありません。
最初にカボチャのスープが出されると、教わったのはイギリス式の飲み方です。

子どもたちは、スプーンで手前から奥にすくい、音をたてないようにゆっくりと味わいました。

続いてはナイフとフォークを使う料理に挑戦。ほとんどの子どもたちは柔らかいハンバーグは上手に食べられましたがカラッと揚がった唐揚げには悪戦苦闘しました。

なかにはナイフをあきらめ、フォークだけで食べる子どもの姿も…。

園児は
「ナイフとフォークを持つのが難しかった」
「唐揚げを切るところが難しかった」
「唐揚げが固いから」

保護者は
「苦戦ばかりで、一つ一つ細かく切ればおいしく頂けました」
「少しでもパンの食べ方だけでも身につけばいいと思うので、大変勉強になりました」

子どもたちはテーブルマナーに苦しみながらも、3月16日の卒園前の思い出を刻みました。