■MLBオープン戦 ロイヤルズ3‐6パドレス(日本時間28日、米アリゾナ州ピオリア)

パドレスのダルビッシュ有(37)が、オープン戦に今季初登板し、186日ぶりの実戦復帰。2回、34球を投げ2安打無失点、3三振に抑えた。「スピードも凄く出ていましたし、コントロールも良かったので、今日に限っては2イニングですけど、いつでも試合に入っても大丈夫というような状態」と手応えを話した。

レジェンド野茂英雄氏の12年を超え、日本人メジャーリーガーとして最長となる13年目を迎えたダルビッシュは、本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発。1回は三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せ、続く2回も2者連続三振。2死から連打を浴び、一、三塁のピンチを迎えたが、最後はセンターフライに抑えた。

右肘の炎症のため、昨年8月25日(現地時間)から戦線を離れていたダルビッシュ。「ちょっと大丈夫かなとか色々思いましたけど」と話したが、「始まってみれば全然大丈夫でした」。この日の試合では最速96マイル(約154キロ)をマークするなど、186日ぶりの実戦登板とは思えないピッチングを披露した。

3月に韓国・ソウルで行われるドジャースとの開幕カードでの登板が予想されるが、「6回とか7回とか(長いイニングを)投げることはないと思うので、それをしっかり逆算して、怪我しないように」。37歳のベテランは、慎重に調整を続ける意向だ。