「収入につながらない」人材確保が課題

県の長寿社会課によりますと、県内のケアマネージャーの登録数は3189人。一方で介護を必要とする人はおよそ6万800人で需要が供給に追い付いていないのが現状です。地震が起きた当時について、同僚のケアマネージャーの橋爪香織さんは「能登町当目という地区にいて孤立。ヘリで救助された」と話します。

同僚の橋爪さん

自宅が倒壊した職員も多く、この施設でもケアマネージャーが1人退職したといいます。さらにケアマネージャーの収入が少なく、いかに人材を確保していくか今後の大きな課題です。

涙ながらに訴える宇正さん

宇正さんは「いまの介護保険法では利用者がサービスを利用しないとケアマネの収入にならない。心配で訪問はしたいけど、収入につながらないのが課題」と訴えています。