先週末、山形自動車道のトンネル内で走行中の車から出火し、全焼する火災がありました。こうした事態に遭った時、どう対処すべきなのか取材しました。
この火災は、2月23日に、山形自動車道の笹谷トンネル内で、走行中の軽乗用車から出火し、車が全焼したものです。

警察などによりますと、走行中に車の警告灯が点滅し、ボンネットから煙が出ているのを運転手が発見。非常駐車帯に車を止めて避難したあと炎が上がったということです。
ケガ人はいませんでしたが、山形蔵王インターチェンジと宮城川崎インターチェンジ間が2時間以上にわたり全面通行止めになりました。
消防によりますと、エンジンがある車のフロント部分から出火した可能性が高いということです。
では、トンネル内を走行中に車から出火した場合、どうすればよいのか?

車の事故に詳しいJAF山形支部の野川智伸さんは「非常駐車帯や路肩に車を止め、すぐに逃げる」ほか「高速道路の場合、1キロおきにある非常電話を使うなどして119番通報をしてほしい」としています。
また「トンネルに入る前に車から異常な音や異臭がしていたら、車を止めて、JAFなどに連絡してほしい」としています。
では、トンネル内で車両火災を発見した場合はどうしたらいいのか。
この場合は、「止まらずにその場を離れ、安全な場所に移動して通報するなどしてほしい」ということです。

また、NEXCO東日本では、トンネル入り口手前の信号や表示板で「火災発生・進入禁止」の表示が出た場合、ハザードランプを点灯し、車を左側に寄せて停車し、待機してほしいと呼びかけています。
大きな事故につなげないため、落ち着いた行動が必要です。














