高知市中心部に空き家を活用した新たな形の宿泊施設がオープンします。ギャラリーや隠れ家、オアシスなど5つの異なるコンセプトで作られた一棟貸しタイプの施設で高知の魅力を発信します。
高知市の旅館土佐御苑が3月から正式にオープンさせるのは、分散型の宿泊施設「STAY UWU」です。コロナ禍を経て小規模グループでの旅行や、他の宿泊客を気にせずに利用したいといったニーズが高まったことを受け、おととし11月から企画を進めてきました。土佐御苑から徒歩10分以内の高知市中心街の空き家などを活用し、5つのコンセプトに沿った一棟貸しの施設が整備されています。
(リポート:竹村総平)
「こちらの宿泊施設の壁にはタンスなどの古材が貼り付けられていてアップサイクル=再利用されています」

この施設のコンセプトは「高知のこだわりが集うギャラリー」。ただ泊まるだけでなく、グループワークもできるスペースには高知にゆかりのある作家の作品が展示されています。

空き店舗を改装した「まちのノスタルジックを感じる一軒家」の施設では、随所に古い家具が再利用され、懐かしさが感じられます。

また、電車通りを眺められるこちらの施設のコンセプトは「まちの隠れ家」。繁華街の中にあるちょっと贅沢な秘密基地で特別な時間を過ごすことができます。

このほか、アトリエやオアシスをコンセプトにしたものなど、合わせて5つの施設と土佐御苑を拠点にしたまち歩きも企画し、高知市中心街の観光を盛り上げていく方針です。

(土佐御苑 横山光寿 社長)
「もっと高知市内を身近に体験して楽しんでいただく。高知ってこんないいところがあるよとかおいしい飲食店面白いお店いろんなところがまだまだありますので、そういった地域性を生かした楽しみをしていただいて、新しい高知の発見、高知を好きになっていただきたい」
またSTAY UWUの宿泊客限定で、デリバリーの朝食弁当も提供されます。

STAY UWUは3月1日、正式にオープンし、大手旅行会社のサイトなどから予約することができます。














