はがきサイズの土佐和紙に絵を描いた「はがき絵」の展覧会が高知県いの町で開かれています。

「いの町紙の博物館」では地元の特産品である土佐和紙の魅力を大勢の人に知ってもらおうと、土佐和紙に描いたはがき絵の作品を毎年募集し、「全国土佐和紙はがき絵展」で展示しています。

今年は24都道府県と香港・アメリカから520点の作品が集まりました。色鉛筆や絵の具で描かれているのは、動物や身近な風景など思い思いのイラストです。

大賞に選ばれたこちらの作品は少しずつ違う青色で描かれた幾何学(きかがく)模様や動物たちが和紙いっぱいに散りばめられていて、よく見ると和紙ならではの質感が感じられます。

(いの町紙の博物館 田邊翔 学芸員)
「普通の紙より和紙には凹凸があるので、そこの表現をどう生かすかとか。和紙によってはにじむので、にじみを生かした表現をした作品もあるので注目してもらえたら」

展覧会は3月31日までで、3月2日には受賞作品の表彰式も開かれます。