高知農業高校のデジタル技術を活用して学校林を管理する活動が、全国の高校生が参加する大会で最優秀賞にあたる林野庁長官賞を受賞しました。

高知農業高校の森林総合科では一部の生徒が「森のめぐみクラブ」という部活動に所属していて、香美市にある学校が所有する林=学校林(がっこうりん)およそ125ヘクタールを管理しています。

学校林の情報はこれまで紙でしか残されておらず、生徒たちはドローンなどを活用して、学校林にある木の本数などをデータ化しました。

2月2日に、林業について学ぶ全国の高校生が学習成果をプレゼンする大会が開かれ、高知農業高校は全国11グループの中から最優秀賞にあたる林野庁長官賞を受賞しました。

26日は林野庁の担当者が高知農業高校を訪れ、表彰状を手渡しました。

(高知農業高校 森林総合科 3年 岡 慎之助さん)
「最先端のICTやGIS(地理情報システム)などを使った研究の発表内容を評価してもらい、うれしかった。研究内容に入っているGIS、ICTを活用して今後も林業の繁栄のために頑張っていきたい」

また、同じ大会の個人の部では、シカの食害防止のために柵を設置するボランティア活動について報告した森林総合科3年の松本春翔さんも優良賞を受賞しています。