いま半導体は"国家としての戦略物質"

さらに今、コロナの影響や米中対立などによって、半導体不足となり、2020年頃からは、ICカードから車まで様々なものが、一時、販売中止や品薄となりました。
東京大学大学院の黒田忠広教授(元東芝研究者)は、「半導体は国家としての戦略物資になった。国を挙げて投資をしていかないと世界の競争に対抗できない」と指摘します。
日本は官民挙げて半導体産業を推進

日本政府は、半導体産業に総額4兆円の補助金投入を決め、民間では、2年前に日本企業8社が出資して半導体メーカー「ラピダス」を設立。
北海道に工場を設置し、今後、5兆円規模の投資をして、最先端の3ナノよりも小さい、2ナノの量産を目指しています。
日本は技術力で半導体トップに躍り出ることはできるのでしょうか。
(TBSテレビ「サンデーモーニング」2024年2月25日放送より)