半導体製造で日本は出遅れ

主要な半導体をみると、スマホやAIの知能があるデータセンターで使われているのは10ナノ未満で、台湾、韓国、アメリカがほぼ独占しています。
今、実用化されている最も小さいものは3ナノです。
続いて、パソコンや電気自動車などに使われているものは10ナノから32ナノで、中国が入ってきます。家電や自動車など40ナノ以上のサイズになって、やっと日本が登場。
台湾の半導体大手TSMCの熊本第1工場は12~28ナノの量産、2027年の稼働を目指す熊本第2工場では6ナノの量産を予定しています。
かつて日本は半導体で世界一

半導体で遅れている日本ですが、1980年代、世界シェア50%以上を占める時代がありました。
しかし、その後、世界で半導体の開発が進み、資本競争が過熱していくと、日本の半導体メーカーは単独ではついていけなくなったのです。