■第38回 福岡クロスカントリー大会兼ベオグラード2024世界クロスカントリー選手権大会日本代表選手選考会(25日、福岡・国営海の中道海浜公園クロスカントリーコース)

福岡クロスカントリーのシニア女子2㎞に出場した、田中希実(24、New Balance)が6分21秒の1位でフィニッシュ、3月の世界クロスカントリ―選手権「男女混合8㎞リレー」代表に内定した。

今大会は3月30日にセルビアのベオグラードで行われる世界クロスカントリー選手権の代表選考も兼ねている。福岡クロスカントリーには3年ぶり3回目の出場となる田中。過去2回は8㎞だったが、今回は「男女混合8㎞リレー」での出場を目指し2㎞にエントリー。田中は昨夏の世界陸上ブダペスト女子5000mで8位入賞したため、規定により参加の時点で代表内定となる。

スタートすると、2番手につける田中。しかし、早々にトップを走る高校生、松本未空を抜き去ると、アップダウンも何のその、軽快に飛ばしていく。中盤に入ると2位に30m以上の差をつけ独走状態に入る。田中は最後の直線でもスピードを落とすことなく1位でゴールテープを切った。これで、世界クロスカントリー選手権「男女混合8㎞リレー」の日本代表に内定した。

今大会後には3月1日にイギリスのグラスゴーで始まる世界室内選手権の女子3000mに出場する予定。今夏のパリ五輪へ向けて調整を続ける。