NHKの朝の連続テレビ小説「ブギウギ」の脚本家、足立紳さんが監督を務める短編映画が、大分県豊後大野市を舞台に制作されることになりました。

(吉田キャスター)「JR三重町駅前です。今、監督やプロデューサーらが街の雰囲気を確認しながら歩いています」

豊後大野市三重町を訪れたのは、NHKで放送されている朝の連続テレビ小説「ブギウギ」の脚本家で、映画監督の足立紳さん(51)です。

足立さんは23日、映画の制作スタッフと商店街やホテルの大浴場などを見てまわったり、街の様子を写真に撮ったりして、映画のイメージを思い描いていました。

(足立紳監督)「スクリーンの中に映しがいのある街だなと思いますね。実際に街を見ると今、書いているストーリーをやめようかなとか、色々と思います」

映画を企画したのは別府短編映画制作実行委員会で、オール地元ロケで制作された短編映画は、俳優の斎藤工さんが監督を務めた作品など、これまでに4本が公開されています。

(足立紳監督)「今回、市民の方々と一緒に映画を作れるような機会になって、一緒になって盛り上げていただければ、すごくうれしいです」

23日の下見をもとにストーリーを固めていくという映画は、5月末から豊後大野市内で撮影が始まり、来年の春に県内をはじめ、全国で公開される予定です。