「高校牛児」が青春をかけて育てた、とっておきの「とやま和牛」が販売されています。

高校生:「中農高校生が育てたお肉いかがですか」


松坂肉の老舗「柿安精肉店」で25日まで販売されているこの牛肉は、全国の農業高校生たちが和牛の肉質を競う「和牛甲子園」に出品されたもので、23日は、この牛を飼育した富山県立中央農業高校の「高校牛児」たちが自ら店頭で美味しさをPRしました。


客:「おいしい」

高校生:「酒かすを与えることで牛の食欲が増して、よくごはんを食べるようになるので、その分肉質もよくなります」

中央農業高校では、手塩にかけて育てた和牛で第1回(2018年)から「和牛甲子園」に出場。

第7回のことしは入賞こそ逃しましたが、半年にわたって酒かすのえさで育て過去最高の肉質に仕上げました。

柿安精肉店 小川将矢店長:「赤と白のコントラストがきれいなものほどいいお肉なんで、味だけじゃなくて見た目からも芸術品だと思います」

3枚で1万7878円のステーキ肉を奮発したのはー。


生徒の母:「自分の息子が育てた牛なので買いに来ました。休みの日も早朝から牛舎に通っているので、すごく牛に対する思いが熱いなと思って」

中央農業高校2年 田中侑美さん:「いろんな方に手にとってもらって、すごいキューイチも嬉しいんじゃないかなと思っています」「その子の番号が91なので」

記者:「91も喜んでる?」

田中さん:「はい、喜んでいると思います」
